ワイルド人参
なんとも元気でりっぱな人参。さっそく1本齧ってみるとあら不思議!なんとも優しい人参の風味。クセや嫌味は全くありません。かむほどに上品な甘みが口いっぱいに広がります。皮付き1本を、丸々ペロッと食べてしまう美味しさです。
このにんじんを作っているのは長崎県佐世保市にある「大地といのちの会」。代表の吉田先生は、生ごみリサイクルでの元気野菜作りを全国に広めておられます。
先日、吉田先生のお話を聴き、本を片手に生ごみを土に返して混ぜたりしてますが、やはり食べてみて実感です!こんなに美味しい人参を作ってくれる方がいるのならそこから買いたいし、出来ることなら自分で作ってみたいと思いました。
この人参に掛ける先生の想い。どんな目的でいかに作られているのでしょうか?
・・・・・・以下、先生からの紹介文を抜粋します。
田畑を何年も放置することで草や雑木が生い茂った耕作放棄地。日本全国で増え続け、専門家は大問題と思っていますが、逆転の発想をすると宝物だったんです。
放置することで地球の思い通りにいのちが循環して、微生物いっぱいになり、ミネラルバランスが自然に整ってきているのです。ちょっとしたコツで、半年以上時間と労力をかけると、黒々とした最高の畑に変身するのです。
このことに私が気づくことが出来たのは、私が新規参入者だったからです。土地を持たない私はいろんな農家のいろんな状態の畑をあちこちから借りました。除草剤やトラクターなどで定期的に耕うんすることで、いつも土が露出している一見きれいな使い易い畑も借りましたが、これが一番始末に終えませんでした。3年間、堆肥を入れ、牧草を育てて土作りをしてきましたが、無農薬で育てようとすると、すぐ虫が来て食べてくれます。
その一方で、畑の形もわからないほど草の生い茂る場所も借りました。最初の草刈や耕うん、環境整備が本当に大変でしたが、いったん種を植えると、最初の年からほとんど虫の来ない、見るからにうるわしい野菜がすくすく育つのです。その差は悲しいくらい歴然としていました。私は3年間一生懸命お金と労力をかけ続けた畑を、何も収穫できないまま地主に返したのです!これからさらにこの畑に労力をかけるよりも、今からでも草ぼうぼうの畑を借りたほうがはるかに楽に元気野菜が出来ることがわかったからです。それくらい耕作放棄地は魅力的なんです。
長崎は山が多く広い平野がないため全国で一番耕作放棄地が多い県です。その条件を逆手にとって、自然パワーに満ちた草ぼうぼうの畑をよみがえらせて作った野菜を“ワイルド野菜”と名づけて普及できたらなあ!と願っています。
ほとんど山にしか見えないところから木を切り倒していくと、石積みの棚田の跡が表れてきます。昔、ご先祖様が子どもたちのために毎日毎日石を運んで田んぼを作ってきた苦労が偲ばれ、それが復元されていく様子を見ると何だかほっとします。
全国各地どこも、山と化した場所で多くの田んぼ跡が眠っていることを想像すると、それが復元できたらいいなあと思えてきます。多くの農家が、周りの耕作放棄地を、再びいのちのめぐる畑としてよみがえらせて欲しい。
そのためには、そこで育ったワイルド野菜の価値を多くの心ある市民が知って欲しい。
そしてその価値のわかる方々に買い支えて欲しいと願っています。
どうぞ、大地のパワーにつながったワイルド人参の生命力を、味と香りで感じて、あなたの体に取り入れて欲しいと願っています。それこそが自分の健康を超えて、日本の田畑を守り未来を守る取り組みだと思います。
一人の購買行動なんてとても小さな力ですが、一番大切な真の解決策だと思っています。
・・・・・・・
ワイルド人参、買って食べてみたい方は、こちらをご覧下さい。
「生ごみリサイクル元気野菜作り 掲示板」
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